2024-10-31 スタッフBlog
赤ちゃんの初めての歯科受診はいつがベスト?早期ケアの重要性
目次
赤ちゃんの歯医者デビューはいつがいい?初めての受診タイミング
赤ちゃんが初めて歯医者を受診するタイミングが、生後6ヶ月〜8ヶ月くらいがおおよその目安といえます。
というのも、その月齢くらいになると下の前歯が生えはじめるため、「歯が生え始めたら歯医者さんデビュー」と覚えましょう。
歯が1本でも受診は必要?
歯が生えたばかりの時点で、口内環境に問題がある子どもはほとんどいません。むしろこの時期はむし歯やお口のトラブルの有無よりも、ご自宅でのケアが適切にできているのかを確認するのが主な目的になることが多いです。
また上下の歯が生えそろってきたら、噛み合わせが正しいかのチェックも行います。ある程度歯が揃ってくるのは2〜3歳ですが、奥歯が生え始める1歳半頃に一度チェックをできると良いでしょう。
また、早い月齢のうちから歯医者の雰囲気に慣れることで、大きくなってからの歯医者への苦手意識が生まれづらくもなります。
そのため、0歳のうちに歯医者デビューをし、3~4ヶ月から半年に1回程度定期検診をすることで、子どもの良い生活習慣づけにつながります。
また、平均寿命が80歳を超える今、歯の平均寿命は約50年~65年と言われており、そういった意味でも早期からの正しいケアがとても大切になります。
初めての歯医者の選び方
赤ちゃんの歯医者デビューには、いくつか歯医者選びのポイントがあります。
・乳幼児を診ることに慣れている小児歯科
・(ママ、パパの)かかりつけの信頼できる歯科医院
・説明が丁寧で寄り添ってくれる歯科医がいる医院
・乳幼児の診察について、詳細情報がわかる歯科医院
このような観点で受診先を選べると良いでしょう。
特に小児歯科は、0歳から中学校卒業くらいまでの子どもを対象にしている診療科で、子どものむし歯予防や歯の生え変わりだけでなく、口の機能の発達ケアなど、幅広く診てくれるのが特徴です。
かかりつけの歯医者にかかる際は、乳幼児の診察が可能か事前に確認できると安心です。
乳幼児の虫歯を防ぐために
早めの歯医者デビューももちろん大切ですが、自宅での日々のケアもとても大切です。1本でも歯が生えてきたら、赤ちゃん用の歯ブラシでしっかり歯磨きをしてください。
乳歯の表面は、母乳やミルク、離乳食などによる汚れが付着しやすくなっています。「まだ1本しか生えていないから」「何かあったら永久歯に生え替わるから」とお手入れをしっかりしないと、むし歯になりやすいだけでなく、将来の歯並びにも影響します。
悪い歯並びは、むし歯や歯周病のみでなく、消化器官への負担やからだのゆがみ、肩こり、歯ぎしりなど、体に対すして多くの悪影響を与えます。
そのため早期からしっかりと歯磨きの習慣をつけ、子どもが一人で歯磨きをできるようになっても、みがき残しを防ぐために9歳くらいまでは大人が仕上げみがきをしっかりしてあげるのが良いでしょう。
赤ちゃんの歯磨きの仕方は?
小さな子どもの場合、大人の足の間、または正座したひざの上に子どもの頭を乗せて、あごを固定してみがきます。歯ブラシはえんぴつの持ち方をして軽く持ちます。できれば1日1〜2回行うのが理想です。
中にはガーゼを使って歯の汚れを落とす方もいますが、汚れが溜まりやすいのは歯間や歯と歯ぐきのすきまなので、ガーゼでは落としきれないため、赤ちゃん用の歯ブラシを使うようにしましょう。
また、赤ちゃんやイヤイヤ期の子どもには歯磨きを嫌がる子も多くいますが、歯が生え始める赤ちゃんのころから、お口のスキンシップをとっておくことも大切です。
清潔にした手指で口の周りにやさしく触れたり、指で軽く歯ぐきを触ったり、赤ちゃんのうちから「口を触られることは嫌じゃない」という感覚を覚えてもらえると、歯磨きをしやすくなるのではないでしょうか。そういった意味でもやはり、早期からのケアが大切です。
いのうえ歯科クリニックでは、適切な治療はもちろんのこと、教育を受けた専任の衛生士がメンテナンスを行っています。
あなたの、そしてお子様の大切な歯を、一緒に守っていきましょう。