2025-02-28 スタッフBlog

子供が歯磨きを嫌がるのはなぜ?その理由と対処法をお答えします

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保護者として、お子さんの口の中の健康を守ることはとても大切です。とは言え、多くの親御さんが「子供がなかなか歯磨きをしてくれなくて手を焼いた」という経験をお持ちなのではないでしょうか?

「自分の子供の頃も歯磨きに苦戦していた」なんて思い出のある方であれば、なかなか強く言えない場合もあるでしょう。

しかし、親子であっても歯磨きを嫌がる理由が同じとは限りません。なぜ子供たちは歯磨きを苦手に感じやすいのか、その主な理由をいくつか挙げてみます。

不快感や痛み

お子さんによっては、歯磨きの際の不快感や痛みをより感じやすい場合があります。

特に、歯が生え始めたばかりの乳幼児や、口内が敏感な子供にとっては、歯磨き自体に慣れるまで時間がかかるでしょう。

もしかすると、歯ブラシの感触や、歯磨き粉の味に違和感があるのかもしれません。

お子さんにとって抵抗感が少なく、効果的に磨ける歯ブラシ選びのポイントについては、こちらの記事も参考にしてみてくださいね!

歯磨き自体に不慣れである

そもそも、小さなお子さんは、大人と比べてまだ手先が器用ではありません。お箸やペンの持ち方を覚えていく発達の過程では、上手に歯を磨くのが難しいことがあります。

歯ブラシの持ち方や動かし方がわからず、磨くこと自体がストレスになることもあるのです。

もしも上手くできなくても、仕上げ磨きは親御さんが行えば良いのですから、プレッシャーを感じるほど焦る必要はありません。それよりも、歯磨きの時間を楽しく行えるように工夫してみるようにしましょう。

すぐに飽きてしまう

小さな子供たちが集中して何かに取り組むことのできる時間は、まだまだ短いですよね。

歯磨きは単調な作業なので、面倒くさく感じてしまう場合が多いでしょう。また、好きな遊びやテレビを中断して歯磨きをしなければいけないことそのものが、嫌なイメージにつながることもあります。

片付けや勉強と同じで、「やりなさい」と言われるとやりたくなくなってしまうものなのです。どうすれば、子どもたちが自主的に・意欲的に取り組めるのかという別の視点を持つことがポイントです。

親からの影響

お子さんには丁寧な歯磨きを促すものの、親御さん自身は急いで済ませてしまっていることはありませんか?

子供は親の行動を真似ることが多いため、そんな姿をバッチリ見ています。まずは、ご両親が楽しそうに歯磨きをしながら、お子さんにとってもポジティブな印象を持ってもらうことが大切です。

予期せぬハプニング

特に、ご兄弟がいらっしゃる家庭では歯磨きをする環境にも注意が必要です。

歯ブラシをくわえたままのお子さんの周りで、他の兄弟が走り回ったりしないように気をつけて見てあげましょう。歯磨き中にぶつかったりした記憶があると、次に行うときの抵抗感が増してしまうかもしれません。

また、お子さんが風邪やアレルギーなどの体調不良を抱えている時にも工夫が必要です。鼻詰まりなどで呼吸がしにくい状態だと、口の中に長い時間歯ブラシや歯磨き粉が留まることで苦しさが増してしまうからです。

きちんとゆすげているかチェックしてあげたり、いつもより少なめの歯磨き粉を使うのがおすすめですよ。

歯磨きを通して、お子さんの性格を理解するきっかけに

歯磨きをあまりにも嫌がる場合は、お子さんの発達の特性からの影響も考えられます。

例えば、行う時間やルーティンなどのマイルールがしっかりとあったり、感覚過敏が強かったり、興味がすぐに逸れてしまって集中力が続かなかったりすることもあるかもしれません。

お子さんの個性への理解が深まると、やみくもに叱るのではなく「こんな理由があるから苦手だったのね」と接し方を変えることもできるでしょう。

まずは、歯磨きの習慣を教えるご両親のストレスを軽減させるきっかけになると良いですね。

当いのうえ歯科クリニックでは、お子さんのブラッシング指導や歯並びのご相談もお待ちしております。親子で楽しくお口の健康を守るために、ぜひ一緒に考えてみましょう!