2024-09-06 スタッフBlog

歯医者の初診料はいくら?費用の目安と実際の治療内容について

「歯医者に久しぶりにかかるけど、いくら用意していけばいい?」「歯医者によって治療費は違う?」など、疑問に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
歯医者の初診時にかかる費用の目安と、治療内容について解説します。

そもそも「初診」って?

言葉の意味そのままですと「病院や医院に初めてかかること」ですが、初めての病院・医院だけでなく、同じ病院・医院にかかる際にも「再診」ではなく「初診」扱いになることもあります。
同じ症状の受診でも、前回の受診から間が空いていれば初診扱いになりますし、同じ医院にかかる場合でも、異なる症状で受診する場合は、基本的に同じく初診扱いになります。
「担当の医師が、症状が出ている場所(患部)の状態を把握できているか、そうでないか」がおおよそ初診と再診の違いになると覚えると、わかりやすいかもしれません。
ただし、医師の指示によって受診の期間が空いた場合には、再診扱いとなることもあります。

初診料は歯医者によって違う?

歯医者の初診料は保険で定められており、3割負担の場合261点(793円)と決まっています。
歯科外来診療環境体制加算と呼ばれる基準を満たす設備を持つ施設である場合、基本の初診料に23点が加算され861円となることがありますが、保険診療であれば、基本的に全国どこへ行っても同じです。

その初診料に検査費や治療費などが別途上乗せとなり、初診時に支払う金額が決まります。
同じ治療をした時に、保険診療であれば歯医者によって大きく費用が異なることはないかと思います。しかし治療内容は歯科医師が決めるため、同じ症状に対する治療でも処置が異なることで、かかる保険点数(費用)が変わることがあります。

初診時の費用はいくらかかるの?

では、初診時にはいくら持っていけば良いのでしょうか。
どこまで検査を行うか、同日に治療をするか否かによっても変わりますが、おおむね3,000~4,000円が目安となります。
内訳として考えられるモデルケースを、以下にまとめました。

・初診料:792円
・歯科疾患管理料:392円
・レントゲン検査:144円
・パノラマレントゲン検査:1206円
・歯周基本検査:600円
・歯科衛生実施指導:240円
・スケーリング:432円
・機械的歯面清掃:204円
※3割負担の場合の金額

いくつかの項目について説明していきます。

まず歯科のレントゲンにはアナログ式とデジタル式があり、デジタル式の方が画質の鮮明で低被曝というメリットがある反面、パノラマ(全体写真)で90点(270円/3割負担)ほど点数が高くなるという特徴があります。

次に医学管理についてですが、これは検査や医師・歯科衛生士による説明に付随します。
初診時に計上をすることもあれば、2回目以降の通院時に計上をすることもあり、治療する部位や範囲でも点数が変わるため、歯科やかかる内容によって異なります。

また、上記のケースは検査と簡単な処置で、治療は2回目以降に行うケースですが、急な痛みなどで初診時に治療まで行う場合は、別途点数が加算されます。

そして麻酔をしたはずなのに、明細に麻酔の点数が入ってないこともあります。これは麻酔がその処置に含まれる治療とそうでない治療があることによります。

また、中には短期間で違う歯科を受診することになり、再度レントゲンを撮ることになるケースもあるかと思います。
場合によっては最初にかかった歯科からレントゲンデータをもらい、次にかかる歯科に連携をするケースもありますが、導入しているシステムとの接続の関係などもあり、再度撮影をすることがほとんどです。
そのため歯科を転院する際には、基本的にレントゲン含め検査費が再度かかってくることを認識しましょう。

何かしらの症状が出て初めて、歯医者に足が向く方も多いかもしれませんが、予防できる段階から定期受診をすることで、長期にわたって歯の健康を守ることにもつながります。
ぜひ、自分に合った通いやすい歯医者を見つけていただければと思います。

いのうえ歯科クリニックでは、適切な治療はもちろんのこと、教育を受けた専任の衛生士がメンテナンスを行っています。平均寿命が80歳を超える今、歯の平均寿命は約50年~65年と言われており、食べることや話すことに影響が出る方も少なくありません。

あなたの大切な歯を、一緒に守っていきましょう。