2024-04-26 スタッフBlog
インビザラインを「やめたい」と思ったときに読んでおきたい、痛みの対処法
新しいことを始めるときは、なにかと不安がつきものですよね。
たとえば、歯並びや噛み合わせに悩んで歯列矯正を始めるときもそう。
痛みに耐えられるかが気がかりで、インビザライン矯正を選ぶ方が多くいらっしゃいます。
そこで今回は、痛みが発生する理由やタイミング、対処法までを詳しく解説していきます!
目次
まずは、インビザライン矯正で痛みを感じる理由をおさらい
インビザラインは、ワイヤー矯正に比べると痛みの少ない矯正方法だと言われています。
ワイヤー矯正の場合は、金属でできた装置を直接歯に装着します。
そのため、お口の中の違和感や、歯の痛みも想像しやすいですよね。
では、インビザライン矯正での痛みはなぜ起こるのでしょうか?
マウスピースによる歯への圧迫
特に、新しいマウスピースに変えたての時は違和感を感じやすくなります。
歯への圧迫から軽い痛みが生じたり、歯根膜が敏感になっていることも。
数日も経てば自然と慣れていく場合が多いので、しばらくは様子を見るようにしましょう。
硬いものを食べている
インビザラインは1枚ごとの変化がゆっくりですが、気づかないうちにも歯は確実に移動しています。
まだ安定していないときに硬いものを噛むことで、一時的に歯に痛みが出ることもあります。
自分でできる痛みの対処法
インビザラインは細かい調整が必要なワイヤー矯正とは進め方が違うため、通院の回数が少なく済むのもメリットのひとつ。
ただし、次の通院までに困りごとがあると、その分心配になってしまうこともありますよね。
そこで、まずはご自宅でもできる対処法をお伝えしていきます。
落ち着いて判断すること
特に、インビザラインにまだ慣れていない、始めたてのときは要注意です。
これまでに経験したことのないタイプの違和感や痛みから、「やめたい」と思い悩んでしまう方もよくいらっしゃいます。
そんなときは、ネットなどでつい症例を調べては、どんどん不安になってしまうこともあります。
気分が落ち着かないと余計に痛みを感じやすくなってしまうため、できるだけリラックスできる方法を試してみてくださいね。
- スマートフォンから離れて気分転換をする
- 熱すぎない湯船にゆっくり浸かる
- 早めに睡眠をとるようにする など
できるだけ柔らかい食事をとる
新しいマウスピースに変えてからの数日は、硬いものや噛み応えのあるものは極力避けましょう。
インビザラインはワイヤー矯正とは違い、食事のときにマウスピースを外すことができます。
仮に食べにくさを感じなくても、歯が動いている途中で安定していない場合もあります。
お口を衛生的に保つ
歯の表面に出ている部分や根の位置が変化することで、いつもより過敏になることがあります。
また、汚れや細菌で炎症が起こっている場合も考えられます。
ブラッシングやフロッシングで軽減する可能性もあるので、いつもより念入りにお手入れするようにしましょう。
【関連記事】インビザライン中の歯ブラシの選び方!電動歯ブラシと手磨きどちらにするべき?
インビザラインでの痛みの不安は早めに相談を!
ご自分でできる方法を試してみても痛みがおさまらず、心配なときはすぐにご相談ください。
歯科医院では、こんな対処法をとることが考えられます。
矯正用ワックスを使う
インビザラインでは、ワイヤー矯正のように金属の装置が口内に当たることはありません。
ただし、マウスピースの効果をより高めるために歯にアタッチメントを付けることがあります。
マウスピースを外した時に口内が気になる場合は、矯正用ワックスで覆うことで違和感を軽減します。
マウスピースを調整する
マウスピースの尖った部分が口の中でひっかかりやすくなっていることも考えられます。
また、食いしばりなどでマウスピースが変形している場合も、同じような状態が見られます。
そんなときは、ヤスリで削ってマウスピースを整えることで口内に当たらないよう調整することができます。
鎮痛剤を使用する
こちらは、市販のものを使ってもOKです。
ただし、飲み合わせが不安なときは、医師や薬剤師に相談してから服用するようにしましょう。
矯正治療は保険診療も兼ねている歯科医院がおすすめ
インビザラインを始めるときの心配事は、痛みだけではありません。
歯列矯正だけを行なっているクリニックと、虫歯などの保険診療を行うクリニックとどちらを選ぶべきかも悩みどころですよね。
当いのうえ歯科では保険診療を兼ねているため、口内の炎症や虫歯での痛みの場合も早めにフォローすることができます。
歯並びや噛み合わせを改善するだけではなく、歯の健康を一緒に守っていきましょう。