2024-08-31 スタッフBlog
虫歯だらけは親のせい!?子供の歯の健康に対する親の責任とチェックポイント
お子さんが幼稚園や保育園・小学校などに通い出すと、歯科検診などを受ける機会も必然的に増えていくでしょう。
どうしても他のお子さんと結果を比べてしまい、「しっかり歯磨きをするように注意しているのになぜなんだろう?」と疑問に感じている保護者の方もいらっしゃるはずです。
そこで、この記事ではお子さんの虫歯を予防するためにご両親が気をつけてあげられるポイントについてまとめていきます。
目次
子供の虫歯は親の責任?
子供の虫歯は親の責任と言われることがよくあります。
まだ自己管理ができないお子さんのお口の様子は、やはり親が注意深く見なければなりません。しかし、お子さんが虫歯になってしまったからといってご自身を責める必要もないのです。
「親の責任=親が悪い」というような印象を受けますが、どちらにしても子育てをするうえで歯科の検診や治療は避けられないものです。お子さんが虫歯になったら叱ったりするだけで済ませず、まずはきちんと歯医者に行くことで早期解決を目指しましょう。
子供が虫歯になる原因
子供が虫歯になってしまう原因はいくつかあります。詳しく説明していくので、特に口内トラブルが目立つお子さんの場合は、生活環境を見直すための参考にしてみてくださいね。
親から子どもに虫歯菌が感染する
みなさんも「幼少期の虫歯は親に可愛がられていた証拠」なんて話を聞いたことがありませんか?皮肉なことに「愛情表現」とも捉えられるコミュニケーションによって、虫歯が発生しやすい口内環境に変わってしまうこともあるのです。
虫歯は、歯の表面についている歯垢(プラーク)に細菌が棲みつくことで歯の表面を溶かし、内側へ穴を空けることで発生します。 生まれたばかりの赤ちゃんの口内には、虫歯の元となるこの菌は存在していません。
しかし、両親や周囲の大人などによるキスや口移し・スプーンやお箸の共有などの行動は唾液を介して赤ちゃんへの感染リスクを高めてしまいます。本当にお子さんの健康を願うのであれば、虫歯菌をうつさないためにもこれらの行動は控えましょう。
歯磨きがきちんとできていない
毎日歯磨きをしていても、しっかり磨けていない場合も虫歯の原因になります。子供だけに任せたブラッシングは磨き残しが多いため、親が率先して仕上げ磨きを行うことが大切です。
ダラダラと食事をする
食事やおやつの回数が多すぎることで、虫歯のリスクを高めます。特に「ながら食べ」などが多い場合は、食後の歯磨きのタイミングが読みにくくなってしまいます。長時間にわたって口内に食べ物が残っている状態に繋がらないよう、メリハリをつけた食事を心がけましょう。
食事と食事の間は、2時間以上あけるようにするのがおすすめです。
子供が虫歯にならないためにできること
子供が虫歯にならないためには、まずご両親の予防意識を高めることが大切です。
歯磨き指導やフッ素塗布といった、プロによる定期的なケアの見直しを取り入れてみるのも良いでしょう。詳しくは、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
生活習慣を変えることが重要
昔から、お子さんと言えば歯医者が苦手なイメージがありますよね。虫歯になってから突然知らない場所で治療を受けさせることで、余計に怖い思いをさせたり、「痛かった」という印象を残してしまうことにも繋がります。
その前に、生活習慣を変えて予防をしっかり行うことが大切です。また、虫歯になる前から定期的に歯科医院に連れていくのも良いでしょう。事前にスタッフや空間に慣れておいてもらうことで、お子様の意識が変わるきっかけにもなるはずです。
また、子育てが最優先でご自身のことが後まわしになりがちな親御さんもよくいらっしゃいます。まずはご両親がブラッシング指導を受けて、お子さんにそれを見ておいてもらうことからスタートするのもおすすめですよ!