2024-09-20 スタッフBlog
【年齢別に考える】保護者が子供のために気をつけるべき虫歯予防とは?
幼いうちから虫歯が目立つお子さんに対しては、どうしても「親御さんのケアが足りないのでは?」という目を向けられてしまいがちです。
ですが、単に歯を磨く機会が不足しているのか、それともきちんと磨けていないのかなどの原因によってもその後取るべき対応は変わります。
また、歯並びや歯の大きさ、生え替わりのタイミングなどもお子さんによって個人差があるものです。
子供の年齢や環境に応じた適切なフォローができるよう、成長に応じたデンタルケアについておさらいしていきましょう!
目次
新生児〜乳幼児期のチェックポイント
大人に比べて成長スピードの目覚ましい赤ちゃんは、本人の成長に合わせた健康管理や予防接種、口内のケアなどが必要です。
たとえば、初めてのお子さんの場合だといつ歯が生えてくるのかわからないという親御さんも少なくありません。なにかとデリケートになってしまう時期でもあるので、心構えとしても把握しておくと良いでしょう。
歯が生えてくる前(生後0ヶ月〜)
「まだ歯が生えていないから歯科は必要ない」というわけではありません。外出の機会も増えてくる生後半年ほどから歯科検診を受けてもらい、まずは苦手意識をなくしていくのがおすすめです。
この時期から、お子さんが大きくなっても長く通い続けられる歯医者を見つけることもポイントのひとつですね!
歯が生えてきたら(1歳前後〜3歳程度)
この時期になると、お子さんの歯がしっかり確認できるようになります。
赤ちゃんの歯は、早ければ生後6か月から9か月ごろに生え始めます。いちばん最初に生えてくるのは、下の前歯であることが多いでしょう。ただし、こちらには個人差があります。もっと早い子では生後3か月から、遅い子では1歳を過ぎてから生え始めることもあるのです。
生え始めの時期や、生え方に不安がある場合も、早めに歯科でチェックしてもらうのがおすすめです。
歯ブラシに慣れるまでは、お子さんが抵抗感を覚えないように柔らかいガーゼやシリコンブラシで優しく拭いてあげるようにしましょう!
幼児期のチェックポイント
保育園や幼稚園、小学校などに上がるタイミングです。集団生活が始まる時期でもあるので、ご家庭でもしっかり虫歯予防の習慣を身につけるようにしましょう。
毎日の歯磨き
この時期のお子さんには、できるだけ自分で歯磨きをするように促してみてください。ただし、本人に任せきりにはならないようにしましょう。
特に、6歳頃からは「6歳臼歯」と呼ばれる奥歯が生えてくる時期だからです。前歯の歯ブラシなら平気でも、奥の方を磨くのは怖がるお子さんも多くいらっしゃいます。
そのため、ブラッシングのハードルが一気に上がるので、磨き残しには十分注意しましょう。実は、この6歳臼歯で初めて虫歯を経験する場合がとても高いので要注意です!
食生活の改善
虫歯の大敵は、やはり甘いものです。糖分の高いお菓子やジュースは摂取を控え、食事の後には必ず歯磨きをする習慣をつけましょう。
なぜ甘いものが虫歯のリスクにつながるのか、絵本やアニメなどを通して共有することでご家庭での食生活指導に役立てるのもおすすめですよ!
虫歯予防で親子のコミュニケーションを深める
大人になると、誰かに仕上げ磨きを行ってもらう機会はまずありませんよね。そもそも口の中を他人に見せる機会もないので、何年も虫歯に気づかない方も多いのです。
虫歯は一度治療を行うと、その歯に何度もできやすい環境を生み出してしまいます。だからこそ、お子さんのうちに「虫歯ゼロ」のための意識や習慣を作ることが大事なのです。
フッ素の塗布がおすすめ
しかし、ご家庭だけではすべてをチェックしきれない場合もありますよね。特に、兄弟が生まれたりご両親のお仕事が変わったりなどの事情から、これまでと比べてケアにかけられる時間が少なくなってしまうこともあるでしょう。
そんなときは、歯科で定期的にフッ素塗布を受けるなど、プロの手を借りることでも予防していきましょう。ご両親や他の兄弟が通っている場所であれば、小さいお子さんにとっても歯医者への恐怖感が減っていくはずですよ!