2026-03-10 スタッフBlog

花粉症の季節は口が荒れやすい?東海市の歯医者が教える“口呼吸”とトラブル

春が近づくと、寒さはやわらぎ気候的には過ごしやすくなりますが、この季節に多くの人を悩ませるのが「花粉症」です。くしゃみや鼻水、目のかゆみなど、辛い症状に悩まされている方も多いのではないでしょうか。

実は、花粉症は鼻や目だけでなく、お口の健康にも大きな影響を及ぼすことをご存知ですか?
「最近、口の中がネバネバする」「歯ぐきが腫れている感じがする」などの自覚症状があれば、それはもしかしたら花粉症が原因かもしれません。

今回は花粉症の季節に気を付けたいお口のトラブルと、その対策について解説します。

東海市の歯医者が教える!花粉症の季節に気を付けるべきお口のトラブルとは?

花粉症の時期にお口のトラブルが増える最大の理由は、「口呼吸」にあります。

花粉症によって鼻がつまると、どうしても口で息をせざるを得なくなるかと思います。しかし、本来鼻で行うべき呼吸を口で行うようになると、お口の中には以下のような悪循環が生まれてしまいます。

1.ドライマウスによる口腔内における細菌の増殖
口呼吸を続けると、お口の中が乾燥します。唾液には口の中の汚れを洗い流す自浄作用や、細菌の繁殖を抑える殺菌作用といった、口腔内を守る大切な役割があります。
これが口呼吸によって口の内が乾くことで、細菌が繁殖しやすい環境になり、むし歯や歯周病のリスクが高まります。

2.歯ぐきの炎症や粘膜の荒れ
花粉症の影響で免疫力が低下しているところに、乾燥によって粘膜のバリア機能が弱まると、口内炎ができやすくなったり、歯ぐきが腫れたりすることがあります。
また、花粉そのものがお口の中に入り込むことで口腔内の粘膜が刺激され、違和感や粘膜の荒れを引き起こすケースも少なくありません。

3.薬の副作用による影響
花粉症の治療で処方される「抗ヒスタミン薬」などの一部には、副作用として口の渇きを引き起こすものがあります。
鼻水は止まっても、その分お口の中がカラカラになり、さらにトラブルを招きやすくなるという循環が生じてしまいます。

4.口臭の悪化
口腔内に細菌が増殖することで、食べかすや細菌が分解される際に発生するガスが通常よりも多くお口の中に残りやすくなります。これにより、花粉症の時期に「自分の口臭が気になる」という方が増える傾向にあります。

東海市の歯科医院推薦、トラブルが起こったらするべきこととは?

「なんだかお口の調子が悪いな」と感じたら、放置せずに早めのケアを心がけましょう。大きなトラブルに発展させないためのポイントをご紹介します。

1.こまめな水分補給で潤いをキープ
まずは、物理的にお口を潤すことが大切です。一度にたくさん飲むのではなく、少量の水をこまめに口に含み、粘膜を湿らせるようにしながら飲むと良いでしょう。
この時、コーヒーや緑茶などのカフェインを含む飲み物は利尿作用があり、かえって体の水分を奪ってしまうため、水やノンカフェインのお茶(麦茶、ルイボスティー、ハーブティーなど)がおすすめです。

2.セルフケアを丁寧に行う
お口が乾燥している時期は、普段以上に汚れが落ちにくくなっています。

口腔ケアとして、以下のものを活用しましょう。
歯間ブラシやフロス: 歯と歯の間のプラーク(歯垢)は、口腔内が乾燥すると落としづらくなるため、歯間ブラシやフロスの活用で丁寧に落とすようにしましょう。
マウスウォッシュ:口腔内を清潔に保つのに役立ちます。 アルコール成分の強いマウスウォッシュは乾燥しやすくなるため、ノンアルコール・低アルコールのものを選ぶと良いでしょう。
保湿ジェル: 寝ている間の乾燥がひどい場合は、寝る前にお口専用の保湿ジェルを塗ることも検討できると良さそうです。

また、鼻うがいも取り入れることで、鼻の粘膜に付着した花粉を洗い流し、鼻呼吸がしやすくなる可能性があります。すると結果として、お口の乾燥を防ぐことにつながります。

3.歯医者でのメンテナンス受診
口腔内が汚れやすくなる時期は、歯医者でのクリーニングやメンテナンスも有効です。
また、各種トラブルが起こっている場合は、花粉症のみでなく他にも原因や病気が潜んでいる可能性もあるため、自己診断をせずに早めに歯医者を受診しましょう。
花粉症の季節は、つい「この時期が過ぎれば」と我慢をしてしまいがちです。
ただこの時期に症状を放置すると、花粉症シーズンが終わった頃にはむし歯が進行していたり、歯周病が悪化してしまっていたりすることもあります。
辛い花粉症の時期こそ、丁寧なお口のケアで少しでも快適に乗り切りましょう。

当院では適切な治療はもちろんのこと、教育を受けた専任の衛生士がメンテナンスを行っており、治療コンセプトのもと、予防歯科に力を入れています。
あなたの大切な歯を、一緒に守っていきましょう。