2023-10-27 スタッフBlog
電動歯ブラシと手用歯ブラシはどちらが良いの?
皆さんも、「電動歯ブラシと手用歯ブラシはどちらの方が良いの?」と疑問に思う方も中にはいらっしゃると思います。
どちらも一長一短なところもあるので今回は電動歯ブラシと手用歯ブラシの違いなどをご紹介いたします。
目次
電動歯ブラシとは?
電気の力で自動的に歯ブラシのヘッドの部分が動くものです。電動歯ブラシの中にも種類があり、「振動タイプ」「回転タイプ」「音波タイプ」「超音波タイプ」の4種類あります。
振動タイプ・・・モーターでブラシの部分を振動させ、歯を磨きます。回転式より刺激が弱いため優しく磨くことができます。
回転タイプ・・・ブラシの部分が丸い形をしており、このブラシを回転して歯垢を除去するものです。
音波タイプ・・・ヘッドを音波により振動させ、歯垢を除去します。200〜300Hzの音波により毛先が当たらない少し深いところにもアプローチが可能です。
超音波タイプ・・・音波ブラシより、さらに細かく振動するタイプで、160〜200万Hzととても細かく振動します。そのため、手磨きのように動かす必要があります。
電動歯ブラシのメリットとデメリット
メリット
・誰でも簡単に使える
自動に振動しているので、当てるだけで歯垢をしっかり落としてくれます。普段から手用歯ブラシが苦手な方にもおすすめです。
・効率よく歯垢が落とせる
手で動かすより圧倒的に効率がよく、短時間でしっかり歯垢を落としてくれます。また細かい振動で、手では届かない歯周ポケットの深いところまで清掃ができます。
・疲れない
自動で振動しているので、手でゴシゴシする必要はありません。歯に当てて、横に動かしていくだけです。
デメリット
・値段が高い
値段の幅が広く数千円から3万円程です。手用歯ブラシは数百円で購入できるので、それに比べると高価ではあります。
・電池や電力がなければいけない
電動歯ブラシには、電池式と充電式があります。電源には管理や電池などのお金がかかります。あまりコンパクトではないので持ち運ぶのも難しいでしょう。
・自身の歯や歯茎に傷をつけてしまう
振動しているので、上下に動かす必要はありません。歯に軽く当てる程度に使用します。しかし手用に慣れていると、動かしたり強く当ててしまい歯を削ってしまったり、歯茎に傷をつけてしまうこともあります。
手用歯ブラシのメリット・デメリット
皆さんがよく使われている、手で磨く歯ブラシにもメリットとデメリットがあります。
メリット
・簡単に手に入りやすい
電動歯ブラシは家電量販店など場所は限られていますが、手用歯ブラシはスーパーやコンビニなどどこにでも販売しているので簡単に手に入ることができます。
・電動歯ブラシに比べて安価
どんなに優れた電動歯ブラシでも、先端のブラシを変える必要があります。そのコストを考えると手用歯ブラシは安くすむでしょう。
・お口の中の状況や、好みに合わせて選べる
毛先がフラットや、歯周ポケットに入りやすい細いブラシなどメーカーによってさまざまな大きさ、硬さなどがあり、種類が豊富です。
デメリット
・電動歯ブラシに比べて、時間がかかる
電動歯ブラシのように細かく振動するわけではなく、自分の手で動かすので細部まで全て磨くまでに時間がかかります。
・正しいブラッシング技術が必要
自分に合った歯ブラシを選べる利点がありますが、細部まで磨くには技術が必要となってきます。同じ歯ブラシでも、使う人によって汚れの残る部分が違ってくるので、効果に差が出てくるのは手用歯ブラシのデメリットでしょう。
どっちがいいの?
電動歯ブラシと手用歯ブラシを比較すると、電動歯ブラシの方が歯垢と歯肉の炎症が減少している結果が出ています。ですが、上手に歯が磨けている人であれば、無理に変えずに何を使っても良いと思われます。歯磨きが苦手、手の握力が弱い、手を動かしにくい方は電動歯ブラシを使用してもらうと、歯垢の除去率が大幅に改善することもあります。
正確にブラッシングができていれば、電動歯ブラシと手用歯ブラシはどちらを使ってもかまいません。そして、歯ブラシだけでは歯垢は約60%しか除去できないので、補助的清掃道具の歯間ブラシやフロスなど使用することをオススメします。当院でも歯磨き指導を行なっていますので、磨き方が難しいなどあれば丁寧にレクチャーさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。
ちなみに当院では、ブラウンのオーラルB専売の電動歯ブラシを販売しております!