2024-02-20 スタッフBlog

子供の仕上げ磨きはいつまで必要?

お子さんの歯が生え始めた頃から仕上げ磨きをしていると思いますが、いつまでやればいいの?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。今回は仕上げ磨きの必要性などについてお話しします。

仕上げ磨きは何歳まで?

乳歯が生え始めてから歯磨きをスタートさせていき、仕上げ磨きは12歳頃までを推奨しています。目安で12歳頃とお伝えしましたが、第二大臼歯の永久歯が生え揃う頃まで仕上げ磨きをしてあげると良いです。お子さん自身が恥かしがって嫌がる子や任せてる親御さんもいらっしゃいますが、大人でも自分自身の磨き切れずに虫歯が出来てしまうこともあるのでお子さんだけで磨くのはとても難しいことです。

なぜ仕上げ磨きが必要?

子供は細かく動かすことが苦手で適切な力で磨き上げることはとても難しいです。そのため大人が仕上げ磨きをすることで虫歯になるリスクを下げ予防することができます。

また乳歯から永久歯への生え替わりは、歯の高さが違っていたり前と後ろにデコボコ生えていたりしているので、歯ブラシを上手く当てないと磨き残してしまい、虫歯になりやすくなってしまいます。

生えたばかりの永久歯は見た目では分かりにくいですが構造上、未成熟なので酸にも弱く虫歯になりやすく進行もとても早いといわれています。また歯の表面の溝も深く歯垢も溜まりやすいため仕上げ磨きがとても重要となってきます。

仕上げ磨きも重要ですが、自分で歯磨きすることも大切です。お子さんが早いうちから興味を示していれば積極的にさせていきましょう。

      

仕上げ磨きのコツ

・磨き残ししやすいところを確認して重点的に磨いてあげましょう

先ほどもお伝えした通り、お子さん1人で磨き上げることは困難です。歯の裏側、歯と歯茎の境目、歯と歯の間、乳歯と永久歯の生え替わりによってボコボコしているところは特に歯垢が溜まりやすくなっているので小刻みに動かして磨いてあげましょう。

   

・時間はかけすぎない

お子さん自身で磨いたあとに仕上げ磨きをするので、あまり時間をかけすぎるとお子さんも飽きてしまいます。短時間で素早く磨いていきましょう。嫌がりなどする場合は歯垢が溜まりやすいところだけして磨いてあげるのもいいかもしれません。

   

・ポジティブな雰囲気で

お口を開けれたら、「しっかり開けれたね」、磨いてる最中も「綺麗になってるね!」仕上げ磨きが終わった後も沢山褒めてあげてください。

楽しい雰囲気で行うことで、協力的になってくれたり歯磨き自体マイナスなイメージを持つことも少なくなってきます。

    

虫歯予防のためにはフッ素も取りいれましょう!

仕上げ磨きももちろん虫歯予防になりますが、それにプラスしてフッ素を使用することで歯の再石灰化を促進するので更に虫歯予防に効果的です。うがいが出来ない子には低濃度で、うがいが出来るようになってから高濃度に変えていきましょう。

当院では仕上げ磨きの方法について丁寧にお伝えさせていただいております。お子さんのお口の中で気になることがあればお気軽にご相談ください。