2024-10-29 スタッフBlog
お口が渇きやすい方は要チェック!虫歯とよだれの関係性とは?
美味しいものを見ると、自然と出てくるよだれ(唾液)。涙や鼻水と同じように、粘膜を守るために分泌されている印象がありますよね。
実は、そんな唾液は虫歯予防にとっても重要な役割があることをご存知でしたか?
この記事では、唾液と虫歯予防の関係性について詳しく解説していきます。
・お口の中が渇きやすい
・虫歯にかかりやすい
・虫歯になりにくい生活習慣が知りたい
こんなお悩みを持つ方は、特に参考にしてみてくださいね!
目次
唾液の役割とは
結論からお伝えすると、唾液の分泌量が少ない方は虫歯にかかりやすい傾向があります。
はじめに、その理由について3つの作用に絞ってお伝えいたしますね!
洗浄作用
美味しく食べたはずの食事は、その後どうしても食べかすとしてお口の中に残ってしまうことになります。唾液にはこれを洗い流してくれる作用があるため、口内を清潔に保つためには欠かせない存在だと言えるでしょう。
中和作用
食事を摂った後の口内は、酸性の状態に傾いています。唾液がこれを中和することで、歯の表面が溶けるのを事前に防いでいるのです。
殺菌・抗菌作用
また、唾液に含まれる成分には口内の細菌を抑制する力があります。食べかすを洗い流して片付け、不潔にならないように掃除を手助けしてくれる存在が、唾液というわけですね。
唾液の分泌量が少ないと、これらの作用は十分に発揮されず、虫歯菌が繁殖しやすくなります。
つまり、口内の洗浄や殺菌が充分に行われない状態になると、虫歯菌が活発に活動したり、進行しやすい環境に繋がってしまうのです。
詳しくは、こちらの記事もチェックしてみてくださいね!
唾液の分泌を促進する方法は?
それでは、唾液の分泌を増やすためにはどんなことを実践すれば良いのでしょうか?
唾液の量には、体質と生活習慣のどちらも影響しています。お口の中が渇きやすい方は、効果的な方法を取り入れてみるようにしましょう!
よく噛んで食べること
まずは、食事の際にしっかりと噛めているかどうかがポイントです。よく噛んで食べる人ほど、唾液の分泌が促進されています。
また、無糖やキシリトールのガムを噛むことで唾液の分泌量が増えるので、取り入れてみるのもおすすめです!
リラックスして過ごすこと
抱えているストレスが大きい状態だと、口の中がカラカラに乾きやすくなります。こまめに水分を摂って、口内を潤してあげてくださいね!
さらに、下や頬の内側を軽くマッサージすることで、唾液腺を刺激する方法もあります。緊張状態は食いしばりや歯軋りにも繋がりやすくなるからです。
こわばった表情を和らげるためにも、お顔のストレッチを取り入れてみるのはいかがでしょうか?
唾液についても、歯科で相談OK!
しかし、「唾液が少ない」というのはなかなか自覚しにくい症状だと言えます。他人と比べる機会がないため、どう判断すれば良いのか戸惑ってしまいますよね。
歯科は「歯の不調を診る場所」というイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、歯とお口全体の健康は繋がっています。
唾液の量や噛む回数、お口周りのマッサージなど、気になることがあれば定期検診で相談してみてくださいね!