2024-11-18 スタッフBlog

歯医者での治療後に注意すべきこと!歯の健康を保つためのセルフケア

歯医者の治療後に気を付けることは?

歯や口内環境のトラブルで歯医者にかかった際、治療後に気を付けることはあるのでしょうか。
ここでは、治療直後から中長期的にわたって、歯の健康を守るために気を付けるべきことをまとめました。

治療直後に気を付けること

麻酔をしたら食事を控える
麻酔が切れるまでは食事を控えましょう。麻酔が効いている状態で食事をしてしまうと、頬や唇を噛んでしまい、口内環境を悪化させてしまうことにつながります。飲み物については、常温の(熱くも冷たくもない)お水であれば飲んで構いません。
麻酔の効果は通常2〜3時間ほどで切れますが、個人差もあるため口内の感覚が戻ってきたことをしっかり確認した上で食事をとりましょう。なお、麻酔をしていない場合はおおよそ30分後から食事をとれるケースが多いです。

食事の仕方
虫歯治療の場合、治療した歯では強く噛まないことをおすすめします。強い力が加わると欠けたり傷ついたりすることにつながります。
また、仮蓋をした場合仮蓋がポロポロ取れてくることがありますが、少量であれば気にすることはないでしょう。
一方で、仮歯や仮蓋は取れやすいため、粘着性の高い食べ物は避けた方が良さそうです。

治療後も痛い!そんな時は?

麻酔後の痛み
麻酔を打った場所の歯茎が、稀に口内炎のような痛みを出すことがあります。口腔内を清潔にして経過を見てください。

麻酔が切れた後の痛み
治療の内容によっては、麻酔が切れた後に痛みが出る場合があります。痛みが強い場合、痛み止めを飲んで様子を見ましょう。大抵は数時間〜1日程度で良くなるはずです。

歯石除去後の痛み
歯石の除去により歯茎の炎症が減少し、歯茎の腫れが引いた後、一時的な知覚過敏が生じることがあります。この知覚過敏は自然と落ち着くことがほとんどです。
また、歯石除去時に炎症が起こっている歯茎に器具が触れるため、一時的な弱い痛みが生じることがあります。

根管治療後の痛み
歯の根の先への刺激により、2〜3日ほど痛みが出ることがあります。
基本的には痛み止めがいらないほどの痛みですが、痛みを感じる場合は無理せずに痛み止めを飲みましょう。

こんな時には歯医者へ連絡を!

何もしていないのに強い痛みがある
何もしていないのに痛み止めも効きづらいほどの強い痛みが出た場合は、神経に炎症が出ている可能性があります。

仮歯や仮蓋が取れてしまった
仮歯、もしくは仮蓋が完全に取れてしまった場合は歯に痛みが出たり、欠けたりする可能性があります。

詰め物の噛み合わせが合わずに痛い
弱い痛みの場合、調整された噛み合わせに体が慣れていない可能性もあるため、様子を見ても良いかもしれません。しかし強く痛みが出る場合は、咬み合わせの調整が必要な場合があります。

治療後も油断は禁物!

歯の治療を終えると、痛みや不快感がなくなることで、安心感を得ることも多いのではないでしょうか。
しかし治療後はエナメル質が削れることで通常よりも歯が弱くなっていたり、歯の形などが変わることでケアを間違えたりすることも多く、虫歯や歯のトラブル再発につながりやすくなるため、正しいセルフケアが重要です。

歯医者で治療後のセルフケアは?

自宅でのセルフケアは、健康的な歯を維持するために重要です。具体的にどんなことに気をつければ良いのでしょうか。

正しい歯磨き
治療後は歯が一時的に敏感になっているため、丁寧な歯磨きが必要です。歯ブラシの毛先を歯茎のラインに対して45度の角度で当て、小刻みに動かしましょう。
また、フッ素入りの歯磨き粉を使用することで歯の再石灰化を促進し、虫歯の再発を防ぐ効果があります。

フロスの使用には注意
詰め物をした場合、フロスや歯間ブラシを通すと取れやすいため、当面は治療部分については歯ブラシのみで清掃することをおすすめします。しかし治療内容などにもよるため、歯科医師や歯科衛生士からの指示がある場合、そちらに従ってください。
歯石治療の場合にはフロスを積極的に活用し、再発防止に努めましょう。

うがい薬やマウスウォッシュの活用
適切な使用により、口内を清潔に保つことができます。マウスウォッシュは抗菌性のものを使うとなお良いですが、痛みが出ている時などは使用を歯科医師と相談してください。

定期的な歯科検診も活用を!

虫歯を再発させないためには、歯医者での定期的な検診を行い、口腔環境を保つようにしましょう。
定期的なクリーニング等を行うことで再発防止や、万が一の際にも早期発見や初期段階での適切な処置を行うことができます。おおよそ3か月から半年に一度程度の検診をおすすめします。

いのうえ歯科クリニックでは、適切な治療はもちろんのこと、教育を受けた専任の衛生士がメンテナンスを行っています。平均寿命が80歳を超える今、歯の平均寿命は約50年~65年と言われており、食べることや話すことに影響が出る方も少なくありません。

あなたの大切な歯を、一緒に守っていきましょう。