2025-08-22 スタッフBlog

冷たいアイスやジュース…夏の「甘味」に要注意!むし歯リスクを抑える方法とは?

暑い日が続くと、ついつい冷たいアイスやジュースに手が伸びてしまいますよね。  しかし、こうした“夏の甘味”にはより多くのむし歯のリスクが潜んでいることをご存知でしょうか?

と言うのも、冷たい食べ物や飲み物には常温のものよりも多くの糖分が使われていることが多いんです。  

これは、私たちの舌が「体温に近い温度ほど甘味を感じやすい」性質を持っているため。冷たいものでもしっかり甘さを感じられるよう、糖分が多めに調整されているんですね。

甘いものがむし歯を引き起こす理由

むし歯菌は糖分を栄養にしながら酸を出すため、結果的に歯を溶かしてしまいます。  

さらに、甘い飲み物には血糖値を上げる働きがあるので、身体が必要以上の水分を欲するようになります。こういったサイクルから、口の中が乾きやすくなるという悪循環に繋がってしまうのです。

唾液には、むし歯菌の活動を抑えたり、口の中を洗い流す働きがありますよね。しかし、口内が乾燥するとその力が弱まってしまいます。  

つまり、冷たい甘味は「糖分+乾燥」のダブルパンチで、口内環境を乱す原因となってしまうのです。

冷たい甘味との上手な付き合い方

とは言え、冷たくて甘い食べ物は暑い季節ならではの醍醐味でもありますよね。美味しいものを食べた記憶は、夏の思い出にも直結しやすくなります。だからこそ、完全に断つのではなく、上手に楽しめるバランスを見つけてみませんか?

ポイント①:食べる時間を決める

口の中に糖分が長く残るほど、むし歯リスクは高まります。そのため、その日の気分でダラダラと食べるより、“おやつの時間”を決めて短時間で済ませるのが理想的です。

ポイント②:飲み方にひと工夫を

エコへの取り組みから、最近では飲み物にストローがつかないお店も増えてきていますよね。しかし、ストローを使って糖分を歯に直接触れにくくすることはむし歯対策として有効な手段です。この機会に、お気に入りの「マイストロー」を探してみるのもおすすめですよ!

また、甘い飲み物と水と交互に飲むことで、口内の糖分が留まりにくくなります。  カフェタイムの後は、軽くうがいをするように心がけてみましょう。

ポイント③:食べた後のケアが大切!

甘いものを食べた後には、歯みがきをしたりキシリトール入りガムでお口の中をリセットしましょう!そうすることで、唾液の分泌を促すことができます。

唾液がしっかり出る=口内を乾燥させない意識が、口臭やむし歯の予防にも繋がります。

冷たいものが「しみる」と感じたら…

冷たいものを口にしたとき、キーンとしみるような感覚がある方は「知覚過敏」の可能性もあります。  

また、歯のエナメル質が傷ついていたり、歯ぐきが下がっている場合も、刺激に敏感になることがあります。

季節の変わり目は、体調や食生活が変化しやすいタイミング。  いつもと違うなと感じたときは、歯ぐきの状態や唾液の働きなど「お口の健康チェック」をしてみませんか?

夏こそ「口内環境」を整えるチャンス!

冷たい甘味は、夏の楽しみのひとつです。だからこそ、ちょっとした工夫をプラスして上手に付き合っていきたいですよね。

当院では、季節ごとの口腔ケアや、唾液の状態チェックも行っています。  

気になる症状がある方はもちろん、「予防のために相談したい」という方も大歓迎です!

暑い季節を、すっきり快適に過ごすために。  ぜひ、いのうえ歯科クリニックで“夏の口内ケア”を始めてみませんか?