2025-07-29 スタッフBlog

汗だけじゃない!夏の「ニオイ対策」には口臭ケアが鍵

暑い季節になると、気になるのはやはり“汗のニオイ”ですよね。でも実は、お口の中のニオイ(口臭)も夏にこそ注意が必要なんです。  

夏場は身体から水分がどんどん失われるので、脱水ぎみの状態が続きます。すると、口の中が乾きやすくなり、唾液が減ってしまうのです。唾液には、口臭や歯の汚れを洗い流してくれる効果があります。それが少なくなると、どんなことが起こるのでしょうか?

・口の中が乾燥してニオイがこもる
・むし歯や歯周病リスクの増加
・マスクや暑さで水分補給を忘れがち  

つまり、夏の口臭は「身体の乾き」が引き金になっていることが多いんです。

こまめに水分補給をしよう  

緊張すると、口の中がカラカラになることありますよね。あの現象が、夏には日常的に起こっています。  

対策としては、水分補給の方法がポイントです。一気にゴクゴク飲むよりは、「少量をこまめに」が理想的。  さらに、キシリトール入りガムなどで唾液の分泌を促すのも良いでしょう。

外出時は必ず飲み物を持ち歩いて、「口の乾き」に気づいたらすぐ水分補給をするように心がけましょう!

食生活にもひと工夫を

夏バテ気味になると、ついついピリ辛料理や風味が強い食材に偏ってしまいませんか? 

特に、ニンニク・キムチ・ネギ・香味野菜などには、口臭の原因となる「硫化アリル」という成分が含まれているので注意しましょう。

これらの食材は、まず口の中で噛んだときにニオイの元に繋がります。さらに、胃の中で消化される過程で血液に成分が吸収されるので、肺を通して再び吐く息として排出されます。

つまり、歯磨きだけでは取り切れない“身体の内側からのニオイ”へと変化しやすい成分なのです。

外出先でのお口ケアも忘れずに

とは言え、夏バテ対策にはうってつけの食材ですし、食欲回復のためにもできるだけスタミナのあるメニューを摂りたいところですよね。

そこで、夏場の食後の歯磨きはできるだけ「舌のケア」を取り入れてお口の中をリセットしておくようにしましょう。舌の汚れを綺麗にすることで、ニオイの原因菌を減らすことができます。また、舌がさっぱりすると味覚が敏感になるので、ご飯をより美味しく食べることもできるんですよ!

歯磨きシートやマウスウォッシュなどを携帯するのもおすすめです。

水分不足+糖分過多=歯のトラブル予備軍

夏場は冷たいジュースやアイスが欲しくなるせいで、必然的にいつもより糖分を多く摂ることになります。さらに、唾液が減っている状態はむし歯菌にとって有利な口内環境に繋がってしまうのです。

身体は血液中の糖分に反応して水分を欲するため、スポーツドリンクであっても飲みすぎには注意!  

水分補給としては、できるだけ水や無糖のお茶を選ぶのがベスト。甘い飲み物はとっておきのご褒美にしておきましょう。

歯医者さんでできる“夏の口臭ケア”とは?  

自宅で行える対策に加えて、歯科医院でのプロによるケアも心強い味方です。  

たとえば、歯の汚れを定期的にクリーニングしたり、歯周病のチェックで口臭の根本を予防することができます。また、唾液の量や口内の乾燥状態も診てもらうと良いでしょう。  

夏場は汗や体臭ばかりが気になって、お口の中はつい後回しにしがち。しかし、小さな乾きのサインが「ニオイの元」になることもあるんです。

この夏を爽やかに乗り切るために、普段の習慣に口臭ケアを加えてみませんか?