2026-06-12 スタッフBlog

冷たいもので歯がしみるのはなぜ?東海市の歯医者が教える夏の知覚過敏対策

暑い夏がやってくると、冷えた麦茶やビール、アイスクリームやかき氷が美味しく感じられるのではないでしょうか。熱中症対策としても、冷たい水分補給は欠かせない季節です。
しかし、そんな至福の瞬間に、歯が「キーン!」としみて、せっかくの美味しさが台無しになってしまった……という経験はありませんか?
「もしかしてむし歯かな?」と不安になる方も多いのではないかと思いますが、実はその症状、「知覚過敏」かもしれません。
実は、夏は「歯がしみる」という悩みを抱えて歯医者にかかる方が増える季節です。
今回は冷たいもので歯がしみる原因と、夏だからこそ知っておきたい知覚過敏の対策についてご紹介します。

東海市の歯医者が教える、知覚過敏の仕組み

なぜむし歯でもないのに冷たいものがしみてしまうのか、そのメカニズムからご説明します。
私たちの歯は、一番外側を「エナメル質」という体の中で最も硬い組織で覆われており、これが神経を保護しています。
しかし、何らかの原因でエナメル質が摩耗して薄くなったり、歯ぐきが下がったりすると、その内側にある「象牙質(ぞうげしつ)」という組織がむき出しになってしまいます。この象牙質には、神経へとつながる無数の小さな管が通っており、象牙質が露出した状態で冷たいものや熱いものが触れると、歯の神経に刺激が伝わり、「しみる」「痛い」と感じてしまうのです。

冷たいもので歯がしみると感じたら?

自身の症状が知覚過敏なのではと感じたら、以下の項目を確認してみてください。

・冷たい水やアイスを食べた時だけ、一時的にキーンとしみる
・歯ブラシの毛先が特定の歯に当たると、ピリッと痛む
・甘いものや酸っぱいものを食べた時にしみる
・風が歯に当たった時に一瞬違和感がある
・しみるような痛みはあるが、数秒〜数十秒でおさまる

もしこれらの症状の複数に該当し、痛みが一時的なものであれば、知覚過敏の可能性が高いといえるでしょう。
ちなみに、夏に知覚過敏が悪化しやすいのには、夏ならではの3つの理由があります。

1.冷たい飲食物を摂る頻度が増える
冬場に比べて、氷を入れた飲み物やアイスなどを口にする回数が増えるため、潜在的に知覚過敏だった方が症状を自覚しやすくなります。

2.「酸」によるエナメル質の軟化
同じく夏に飲んだり食べたりする機会の増える、炭酸飲料、ビール、スポーツドリンク、冷やし中華のお酢などは、実は「酸性度」が高いものが多めです。
これらを頻繁にだらだらと口にしていると、歯の表面のエナメル質が酸によって溶かされ、知覚過敏を加速させてしまいます。

3.夏バテによる免疫力の低下
暑さによる睡眠不足や夏バテによる食欲不振などが重なると、体の免疫力が落ちて歯ぐきが腫れたり、血行が悪くなって退縮したりしやすくなったりします。
これにより歯が守られなくなることで、知覚過敏へとつながりやすくなります。


東海市の歯科医院が伝える、知覚過敏のケア

知覚過敏が軽度であれば、セルフケアで症状を軽減できる場合もあります。

1. 知覚過敏専用の歯磨き粉を使う
最も手軽なのが、市販されている知覚過敏用の歯磨き粉(「硝酸カリウム」や「乳酸アルミニウム」などの有効成分が配合されたもの)を使用することです。
これらの成分には、神経の周りにバリアをつくったり、象牙質の小さな穴を塞いだりして、刺激を神経に伝わりにくくするはたらきがあります。

2.歯みがきを見直す
歯をきれいに磨こうとすると、無意識のうちに力が入ってしまうこともあるかもしれません。
しかし強い力でのブラッシングは、エナメル質を削り、歯ぐきを傷つけて下げる大きな原因になります。
歯ブラシは毛先の柔らかいものを選び、ペンのように持って、マッサージをするように優しく磨きましょう。

3. 酸性の飲食物を摂った後のケア
炭酸飲料やスポーツドリンクなど、酸性度の強いものを飲んだり食べたりした後は、お口の中が酸性に傾いています。
それらの飲食後は、軽くうがいをしたり、水を飲んだりして、お口の中の酸を洗い流す習慣をつけましょう。

上記のケアを試してみても変化がなく症状が続く、または症状が強い場合には、早めに歯医者にかかることをおすすめします。
歯科医院では知覚過敏に対して、露出した象牙質をコーティングする薬の塗布や、削れてしまった部分を補う治療など、知覚過敏に対してプロならではのケアを行います。
また、その後も定期的なメンテナンスを行うことで、知覚過敏をはじめとした、さまざまなお口のトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。
お口の悩みを早めに解決することで、快適で楽しい夏を過ごしてくださいね。

当院では適切な治療はもちろんのこと、教育を受けた専任の衛生士がメンテナンスを行っており、治療コンセプトのもと、予防歯科に力を入れています。
あなたの大切な歯を、一緒に守っていきましょう。