2026-07-17 スタッフBlog

いつまでも美味しく食べるために。高齢者の“噛む力”を守る歯科的ケアとは


いつの間にか、食事が噛みにくくなったり、むせやすくなったり、柔らかいものばかり選ぶようになったりしていませんか?


こうした変化は、ご本人だけでなく、毎日の生活の中でご家族が気づくことも多いものです。

年齢を重ねるにつれお口の機能が弱ってくると

・身体が弱りやすくなる
・呼吸がしづらくなる
・活動時間が減る

など、全身の健康にも影響してしまいます。

愛知県東海市のいのうえ歯科クリニックでは、シニア世代の方がご家族との食事や会話を安心して楽しめるよう、お口の機能を大切に見守っています。  

日常の中の食べる・飲む・話すといった動作を一緒に整えていきましょう!

噛む力が弱るとどうなる?

噛むという動作は、ただ食べるためだけのものではありません。
健康寿命を支える、とても大切な役割を持っているのです。

たとえば、噛む力が弱まると必然的に食事量が減ってしまいますよね。そうすると、必要な栄養が不足しがちになってしまいます。

また、あまり噛まずに飲み込むことで食べ物が気管に入りやすくなります。
食べ物や飲み物が誤って肺に入り、炎症を起こしてしまう「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」の症状が高齢者に多いのはこういった背景もあるのです。

お口の機能は年齢とともに少しずつ変化していくもの。ですが、早めにケアを始めることで改善できる可能性も十分にあります。

いのうえ歯科で行っている“噛む力”を守る歯科的ケア

それでは、噛む力を保つためにどんなことができるのでしょうか。

ここからは、当院で実際に行っているケアを元に、具体的な取り組みについてご紹介します。

口腔機能の精密検査


当院では今年度から、高齢の方のお口の機能を詳しく調べるための体制を整えています。

検査では、


・噛む力
・舌の動き
・唾液量
・飲み込みの状態

などを総合的に評価し、お口の動きにおいてどこが弱っているのかをわかりやすくお伝えできるようにしています。

「今の状態」を明確に知ることで、改善への第一歩につなげていきましょう。

入れ歯の調整・噛み合わせの改善


たとえば、お口が閉じにくかったり、左右で口元の高さが違って見えるときは、入れ歯がしっかり合っていない可能性があります。


入れ歯の高さや位置がわずかにずれるだけでも、口元のバランスが崩れたり、表情がゆがんで見えたりすることがあるからです。


こうした“見た目の変化”は、噛み合わせの乱れや入れ歯のゆるみが原因になっている場合が多くあります。

そんなときは、入れ歯の状態を見直すことで噛む・飲み込む力の改善につながるでしょう。

お口周りのリハビリ(舌・頬・顎のトレーニング)

特にむせやすい方は、飲み込む際の練習を行うことで、食事のしやすさがぐっと変わります。

口元や顎、喉の無理のない動かし方を身につけることで、毎日の食事を安心して楽しむことができますよ!

当院では、毎回同じ歯科衛生士が担当できる体制を整えています。 お口の状態は日々少しずつ変化するため、同じスタッフが継続して診ることで、わずかな違和感や入れ歯などの微妙なズレにも気づきやすくなります。

こうした積み重ねが、長く安心して通える環境づくりにつながっています。

食事の時間を、ずっと安心して楽しむために

さらに、当院では管理栄養士による食事アドバイスを取り入れることによって

・食べづらい
・むせやすい
・飲み込みにくい

といったお悩みに、歯科と食事の両面から寄り添いながらサポートしています。

「美味しく食べる習慣」を無理なく続けられるよう、いのうえ歯科クリニックがお手伝いします!