2026-08-11 スタッフBlog
夏のエアコンでお口が乾燥?東海市の歯医者が教える”隠れドライマウス”の原因と対策
近年の地球温暖化などの影響もあり、夏になると連日のように厳しい猛暑が続くようになりました。熱中症を防ぎ、快適な毎日を過ごすためには、今やエアコンの利用は欠かせません。
しかし、快適に過ごしているそのお部屋で、実は「お口の乾燥」が進行していることをご存じでしょうか?
「喉は乾いていない」「汗をかいていない」と思っていても、知らず知らずのうちにお口の中の唾液が減少し、乾燥が進んでしまう――それが「隠れドライマウス」です。
熱中症対策としてエアコンをしっかり使うこと自体は非常に大切ですが、同時にお口の環境にも気を配る必要があります。なぜエアコンの利用がドライマウスにつながるのか、その仕組みからお伝えします。

目次
自覚症状がない?「隠れドライマウス」とエアコンの意外な関係
「ドライマウス」とは、唾液の分泌量が減ってお口の中が乾いてしまう状態のことです。しかし、「隠れドライマウス」は、ご自身で「口が乾いている」という自覚がないまま進行することが大きな特徴です。
では、なぜ夏場にエアコンを使用することで「隠れドライマウス」が引き起こされるのでしょうか。大きな要因は主に3つあります。
空調による「室内の乾燥」
エアコンの冷房や除湿機能は、空気中の水分を取り除きながら部屋を冷やします。そのため、長時間エアコンの効いた部屋にいると、冬場と同じくらい空気が乾燥してしまうことがあります。乾燥した空気を取り込むことで、お口の中の水分も奪われてしまうのです。
無自覚な水分摂取の不足
涼しく快適な室内で過ごしていると、屋外にいるときほど汗をかかないため、喉の渇きを感じにくくなります。その結果、無意識のうちに水分補給の回数が減り、体全体の水分量が不足することで、唾液の分泌も減ってしまいます。
ドライマウスが引き起こすお口のトラブル
「無自覚で少し口が乾く程度なら問題ないのでは?」と思われるかもしれませんが、唾液には私たちが考えている以上に重要なお口の健康維持機能が備わっています。
唾液の分泌量が減ってドライマウスになると、以下のようなトラブルを引き起こすリスクが高まります。
ドライマウスによるお口のトラブル
口臭の悪化
唾液にはお口の中の汚れや細菌を洗い流す「自浄作用」や「抗菌作用」があります。唾液が減ると細菌が爆発的に繁殖し、強い口臭の原因となります。
むし歯・歯周病のリスク増加
唾液には、酸にさらされた歯を修復する「再石灰化」の働きもあります。ドライマウスになると歯の表面が酸に弱くなり、むし歯や歯周病が進行しやすい環境になってしまいます。
口内の粘膜トラブル(ネバつき・痛み)
お口の中が乾くとネバネバ感が強くなり、舌や頬の粘膜が擦れて痛みを感じたり、口内炎ができやすくなったりします。

東海市の歯医者が伝授!今日からできるドライマウス対策と歯科医院でのケア
夏の「隠れドライマウス」を防ぎ、お口の健康を守るためには、日頃のちょっとした意識と対策が効果的です。
家庭や職場ですぐできる予防策
こまめな水分補給
「喉が渇いた」と感じる前に水分補給をしましょう。一度にたくさん飲むのではなく、こまめに飲むことが大切です。
また緑茶やコーヒーに含まれるカフェイン、アルコールなどは利尿作用があり逆効果になることもあるため、お水やノンカフェインのお茶がおすすめです。
唾液腺マッサージやよく噛む意識
耳の下(耳下腺)や顎の下をやさしく指で押すマッサージを行ったり、食事の際によく噛んだりすることで唾液の分泌を促しましょう。
室内環境のコントロール
エアコンの風が直接体に当たらないよう風向きを調整し、必要に応じて加湿器を使ったり濡れタオルを干したりして、室内の湿度(40〜60%目安)を保ちましょう。
意識的な鼻呼吸
口呼吸はドライマウスに直結するため、鼻炎などが辛くない方は鼻で息をするよう意識すると良いでしょう。

お口の異変を感じたら、東海市の歯科医院へ!
もし「最近お口の中がネバネバする」「口臭が気になるようになった」「乾いて食べ物が飲み込みにくい」などの症状がある場合、我慢せずに早めに歯科医院へご相談ください。
歯科医院では、唾液の分泌量を調べる検査をはじめ、お口のクリーニングや保湿ジェルを使った適切な処置、正しいセルフケアのアドバイスなど、お一人おひとりの症状に合わせたドライマウス対策をご提案できます。
暑い夏を快適に乗り切るためにも、体だけでなく「お口の熱中症・乾燥対策」もしっかり行い、健やかなお口で快適な夏を過ごしましょう!
いのうえ歯科クリニックでは、適切な検査や治療はもちろんのこと、教育を受けた専任の衛生士がメンテナンスを行っています。
定期的なメンテナンスを通じて、平均寿命に比べて約20年短いと言われる、歯の寿命を伸ばす取り組みを行っています。歯周病に負けずに大切な歯を、一緒に守っていきましょう。


