2026-08-21 スタッフBlog
高齢のご家族がいる方必見!噛む力を守るために今日からできる工夫とは?

高齢のご家族がいると、食べやすさを考えて食事を徐々に柔らかくすることがありますよね。
ところが、続けていくうちに「前より噛みにくそう」「むせやすくなった気がする」といった小さな変化が見えてくることがあります。実はその背景には、噛む力や飲み込む力の低下が隠れていることも少なくありません。
そこで今回は、歯科の視点から、柔らかい食事と口腔機能を両立するためにご家族が今日からできる3つの実践ポイントをまとめました。
前回の記事の「注意点編」に対して、今回は「実践編」として、日常の中で無理なく取り入れられる工夫をご紹介します!
目次
柔らかい食事を続ける上でのコツ

年齢を重ねると、噛む力や飲み込みの変化から柔らかい食事を選ぶことが増えていきます。しかし、それに伴う身体の変化をそのままにしておくと、栄養不足や誤嚥性肺炎など、思わぬリスクにつながることもあるのです。
食事の内容が変わるタイミングは“制限”ではなく、食べ方を見直すチャンスです。少しの工夫で、負担を減らしながら美味しく食事を楽しみましょう。
▼詳しい口腔機能のサポートや制度については、こちらの記事でも紹介しています!
①少しずつ噛む要素を戻す
柔らかい食事だけに頼り続けると、噛む力や飲み込む力が弱くなりやすくなります。そのため、まずは完全に柔らかい食事にするのではなく、段階をつけて“噛む刺激”を少しずつ戻していきましょう!
刻み食、とろみ食、やわらかめの普通食など、食材の大きさや硬さを少しずつ変えることで、お口の機能を保ちやすくなります。また、食感に変化が出ることで、食べる楽しみも広がっていきます。
②舌・唇・頬の体操をセットにする
柔らかい食事が続いても、口の筋肉を動かす習慣があれば機能低下を防ぎやすくなります。
舌を上下左右に動かす、口を大きく開ける・すぼめる、頬をふくらませる・へこませるといった簡単な体操を食前・食後に取り入れるだけでも、噛む力や飲み込む力の維持につながります。
③食事の姿勢を整える

加齢により筋力が弱くなると、どうしても猫背になりやすくなります。柔らかい食事は誤嚥しやすいこともあるため、姿勢の工夫が欠かせません。
背筋を伸ばす、顎を軽く引く、足を床につける。この3つを意識するだけで、飲み込みが安定し、むせるリスクを減らすことができます。余裕のある方は、食事前に軽くストレッチをしておくのもおすすめです。
ご家族と一緒にできるサポートを増やすために
柔らかい食事は高齢の方にとって大切な選択肢ですが、続け方によっては噛む力や飲み込む力の低下につながることがあります。今回ご紹介した工夫は、日常の中で無理なく取り入れられる実践的な方法です。
いのうえ歯科クリニックでは、管理栄養士と歯科衛生士が連携しながら、お口の機能と食事の両面をサポートしています。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
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